◆春の代表的な作物 ◆夏の代表的な作物 ◆秋の代表的な作物 ◆冬の代表的な作物 ◆その他の特産品

◆夏の代表的な作物

温州みかん(極早生:9月~10月、早生:10月~12月、 青島:12月~3月)、ハウスみかん、グリーンハウスみかん(7月~9月)
おもな産地:宇土半島、熊本市河内、玉名市天水、天草

九州一のみかんの産地・熊本では、宇土半島や金峰山など、海に面した山間の斜面で盛んに生産されています。おもに南向きの斜面で栽培されているため、日射しをたっぷり浴びることができ、そこに潮風が吹き抜けてさらに糖度が増していきます。
熊本では最も流通量が多い果物で、初秋の極早生に始まり、春先に青島のシーズンが終わるまで、熊本の農産物販売者はかき入れ時です。青島は年末にすべて収穫して貯蔵し熟成させる品種なので、生産者の皆さんは次のデコポン・ネーブル等の収穫に移ります。


太秋柿(10月~11月)
おもな産地:熊本、宇土、宇城、玉名、鹿本、天草、芦北

熊本のオリジナル品種でもある太秋柿は、平均で350g~400g大きい物になると1kgを超えるものもあり、その大きさと糖度が高いながらも上品な甘さで、今や全国的にも知られるブランド品種となりました。柿の中でも果汁が多く、独特なサクサクした食感も人気の理由です。10月中頃から11月までしか食べることができない、熊本の秋を代表する味覚です。


ジャンボ梨(新高:9月~10月、愛宕:11月~12月)、幸水(8月)、あきづき(9月)豊水(8月~9月)、新興(10月)
おもな産地:荒尾、熊本、八代、玉名、球磨地方

日本一大きいジャンボ梨をはじめ、熊本は梨の生産も盛んです。有名な荒尾ジャンボ梨をはじめ、全国的にもよく生産されている幸水や豊水など、様々な梨が作られています。特に荒尾ジャンボ梨は同じ新高種の中でも特に大きく、平均1kg前後もあり、その大きさのインパクトと共にみずみずしく糖度も高いため、今やプレミア品種になりつつあります。


紅はるか(11月~6月)、高系14号(11月~7月)、 シルクスイート(11月~3月)、クイックスイート(11月~12月)
おもな産地:大津、西原、阿蘇

さつまいもの栽培には火山灰を含んだ土壌が適しているため、阿蘇の麓でも盛んに生産されています。甘さで人気の紅はるか、焼き芋にした時の甘さが自慢の新種・シルクスイート、電子レンジでの焼き芋づくりに特化して開発されたクイックスイート、そして万能さつまいもの定番・高系14号など、さまざまなさつまいもが生産され、さつまいも用の貯蔵庫で熟成して出荷されています。ちなみに熊本ではさつまいもを「からいも」と呼びます。

▲Page Top